FXは経済情勢にも大きな影響を受ける!リーマンショック時のFX環境とチャート推移

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リーマンショック前後のFXドル円チャート

リーマンショックは2008年9月15日にリーマン・ブラザーズが破綻したことをきっかけに発生した、世界同時金融危機のことを指します。日本のFXはこの時点では法整備が整えられておらず、現在では考えられない高い倍率でのレバレッジをかけて取引をする人が多くおりました。

買いポジションで外国通貨を持っていた人の多くはロスカットに見舞われましたが、反対に円高方向に強く推し進められたため、リーマンショック後に売りから入った人には利益を出しやすい相場ともなっていました。

FX取引における経済・政治情勢の変化の重要性について、リーマンショックを題材にして見ていきましょう。

リーマンショックと当時のFX環境

リーマンショックとは、2008年9月15日のリーマンブラザーズの経営破綻を端緒に発生した世界同時不況のことです。

低所得者向けの住宅ローンであるサブプライムローンの不良債権化が原因として発生し、アメリカ・日本だけでなく世界中に大きな影響をもたらし、2011年頃まで強い影響を残し続けました。

レバレッジ規制がなく100~200倍をかけている人が多かった

当時は日本のFXの法整備も十分にされておらず、レバレッジを100~200倍など非常に高いレートでかけてFX取引をしている人が多くおりました。

豪ドルやNZドルの政策金利が高くスワップ狙いが最盛期だった

高レバレッジをかける人が多かった背景としては、比較的経済情勢が安定している国の通貨が、今とは異なり高い政策金利を設定したということが挙げられます。

FX取引においては、政策金利の低い通貨を売り、高い通貨を買うことによって、この金利差をスワップポイントとして毎日もらうことができます。金利の低い通貨の代表が我が国の通貨「円」ですね。

リーマンショック前までは、「豪ドル」や「NZドル」でも7~8%の高金利、トルコリラに至っては16%という高金利をつけていました。

例えば手元資金300万円を用意し、レバレッジを300倍かけて9億円分の取引をした場合、8%のスワップポイントがつく条件では、毎年7,200万円の利益が出るという計算になります。

楽観的な円安回復感によりロスカットが間に合わない人が多出→自己破産へ

リーマンショックの影響で円高傾向が強まり、ドルを始め各国通貨が暴落したにも関わらず、当時は円安回復の楽観視が強かったため、ロスカットが間に合わず、許容損失額をゆうに超える損失を発生させてしまったFX個人投資家があとを絶たず、社会問題化しました。

この事態を受け、国内においてもFX取引に関する法整備が進められ、2009年に発令された「金融商品取引業等に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令」により、レバレッジの最大上限を25倍にするなどの投資家保護が進められてきたという背景があります。

リーマンショック時のチャート

リーマンショック前後の「米ドル/円」のチャートは下記の通りです。

リーマンショック前後のFXドル円チャート

リーマンブラザーズの破綻をきっかけにして、一気に円高傾向が強まったことが見て取れます。

「アメリカドル/円」が107円から2011年に76円まで下落

リーマンブラザーズの破綻が発生した2008年9月15日時点では、「アメリカドル/円」は107円程度の交換レートとなっていましたが、2011年の最安値では76円をつけるなど、31円(3,100pips)も下落したことが見て取れます。

2018年10月21日から24日にかけて「102.13円」から「90.83」円に下落

チャートの中で最も下落幅が大きかった4日間は、2018年10月21日から24日となっています。この時は「102.13円」から「90.83」円に、なんと12円近い下落が4日のうちに起こったのです。

世界的な金融危機や政治・経済情勢の変化の時においては、このような大幅な変動が起こりやすくなります。

リーマンショック時は売りから入り大儲けしていた人もいる

リーマンショック時にロングポジション(買い)をしていた人は、多くの人がロスカットに見舞われる悲惨な状態がおきました。

しかし一方で、冷静に円高傾向が続くと判断し、リーマンショック後に売りから入った人は大きな利益を挙げられるということがお分かりになるでしょう。実際にリーマンショック後は、1日に1,000万円以上の利益を出している人も多くいらっしゃいました。

このように、世界的な影響のある経済・政治情勢の変化においては、一方向にチャートが向かっていくことが発生します。FXで利益を出すことを目指すためには、チャートのトレンドについてもできるだけ正確に予測できるようになることが大切になるのです。

FX取引を初めてみようか悩んでいるのであれば、下記の記事で詳しくご紹介していますので参考にしてみてください。

FXとは?FX初心者のためのFXの仕組みと基礎知識を完全解説

リーマンショックなど世界的金融危機はFXにも大きな影響をもたらす

リーマンショックやアベノミクス、プレグジット、トランプ大統領就任などの世界的に影響力の強い変化が発生した場合には、為替レートも一方向に強く動く傾向があります。FX取引で利益を出すためには、この方向をしっかりと読み、相場にはることが大切になります。

この手法での投資は、初心者の方にもオススメの方法となりますので是非参考にしてみてください。

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