仲値を活用したFX取引は初心者にもおすすめ!東京市場の仲値の攻略方法を徹底解説

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仲値取引をする金融機関

「仲値トレードはFX初心者にもおすすめって本当?」とお考えではないでしょうか?

外国為替相場は種々の影響が全て重なって一つの交換レートを形作るため、一概に仲値付近で同じ変動があるとは言い切れません。しかし、仲値が外国為替相場に与える影響を理解し、その影響が強くなる日に限定して取引をすることで、FX初心者の方にも取引がしやすい機会となります。

本記事では、仲値が外国為替相場に与える影響と取引のコツについてご紹介していきます。東京市場の仲値付近でのトレードを考えている方は、是非参考にしてみてください。

仲値は金融機関が顧客との間で外国通貨取引をする際の為替レート

FX取引でよく使われる「仲値」とは

東京市場の時間帯におけるFX取引においては、「仲値」について理解を深めることが大切です。

「仲値」とは、銀行と顧客の間での外国通貨取引に使用される為替レートのことです。

金融機関同士が外国為替取引をするインターバンク市場においては、常に為替レートが変動しますが、一般顧客が外貨取引をするのに常に変動したレートを確認するのは不便であるため、その日の取引使用される固定されたレートが必要となります。それが「仲値」です。

仲値は「TTM(Telegraphic Transfer Middle Rate)」とも呼ばれ、銀行側が顧客に外貨を売る際の「TTSレート」と、銀行側が顧客から外貨を買う際のレート「TTBレート」の中間に位置しています。

TTS、TTBからTTMレートまでの差額は銀行側の手数料です。

東京市場の仲値が公示される時間

東京市場における仲値は、三菱UFJ銀行が平日9:55に決定するものを指すことがほとんどです。

他のメガバンクや地方銀行などにおいても、9:55頃の為替レートに基づいて10時にTTMレートが発表されます。

ロンドン市場の「仲値」は「ロンドンフィックス」と呼ばれる

また、仲値は東京市場だけでなくロンドン市場にもあり、名称は「ロンドンフィックス」となります。

ロンドンフィックスは、夏時間は午前0時、冬時間は午前1時に公表されるため、欧米市場におけるFX取引の山場を作る一つの要因となっています。

特にこの時間帯はニューヨーク市場も開場しているため、取引量は世界随一の時間帯になります。

東京市場の「仲値」と輸出企業・輸入企業の関係

輸入企業と輸出企業の外貨取引の違い

ここからは、東京市場の仲値付近でのFX取引をより有利にするためには、仲値と輸出企業・輸入企業の関係性について理解することが大切です。

東京市場は実需取引が30%程度と多い

東京市場は欧米市場と比較して、ヘッジファンドなどの運用に関わる取引が少ない傾向にあります。

輸出入などの貿易に関連する外国通貨取引(実需取引)が多いため、東京市場の仲値は輸出企業・輸入企業の影響が大きいです。

仲値と輸出企業・輸入企業の関係についてそれぞれ具体的に見ていきましょう。

東京市場の「仲値」と輸入企業

輸入企業は、円をドルなどの外国通貨に替えて、外国通貨を支払って輸入手続きを行います。

そのため、円を売ってドルを購入するため、「円安」の傾向に価格トレンドを動かす影響があります。輸入企業が外貨取引を行う際、適用される為替レートが「仲値」となります。

東京市場の「仲値」と輸出企業

TOYOTAなどに代表する日本の輸出企業は、海外の外国通貨での売上を円に変える取引を行います。特に決算月の多い3月と9月の時期は、この外貨取引が多くなるため円高傾向になる場合が多いです。

また、輸出企業が外貨取引をする際には、仲値を使用するのではなく「為替予約」で外国通貨取引をすることが多いです。

為替予約は、「為替相場の変動の影響を防ぐために、将来の外貨と円の交換条件を決める取引」のことを指し、通常3ヶ月から1年と長期間に渡り、一度金融機関と契約を締結すると変更することができなくなります。

銀行も、為替予約の取引の場合には長期間の準備期間があるため、インターバンクで適切な為替レートの際に円を集めることができるメリットがあります。

このように、輸出企業の外貨取引については、あまり仲値を利用することがないため、東京市場の「仲値」は輸入企業の外貨取引に影響を受ける傾向があります。この点について次の項目で具体的に確認していきましょう。

輸入企業の決済日と「ゴトー日」の関係

輸入企業は、5と0のつく「ゴトー日」に外国通貨取引を行うことが多く、特に週末・月末は取引量が多くなるため、相場にも影響が出やすくなります。

ゴトー日が土日や祝日に該当する場合には、その前日の営業日が実質的なゴトー日に該当します。

特に、月の最後のゴトー日に関しては輸入企業の外貨取引の影響が強くなり、為替相場にも強くトレンドを働きかけるので、FX初心者の方にも絶好の取引機会となります。

「仲値」と外国為替相場の関係

それでは、ゴトー日などにFX取引をする際、仲値が外国為替相場に対してどのような影響を与えるのかを具体的に見ていきましょう。

銀行など金融機関は仲値決定前に円を売り外国通貨を購入する

まず、銀行などの金融機関は輸入企業の「円売りドル買い」の動きを支えるために、仲値が決定される前に事前にインターバンク市場を通して「円売りドル買い」を行い、ドルなどの外貨通貨を準備しておくことが必要になります。

この動きはおよそ9:30~9:55頃に行われることが多く、「円安」傾向にチャートが推移してくようになります。

仲値が提示された段階で輸入企業が外国通貨を金融機関から購入する

仲値が提示されると輸入企業の外貨取引が金融機関に対して行われ、金融機関からドルを購入していきます。

その後は通常のトレンドに戻るため、レートも円高傾向に進捗し、元の水準に近づいていきます。

つまり、9:55を頂点として山形のチャートが作られるのが仲値付近の特徴となります。

仲値を活用したFX取引のコツ

ここまでご紹介してきた内容を踏まえ、東京市場の仲値を活用したFX取引のコツについて見ていきましょう。

狙い目は週末・月末のゴトー日

まず前提として、外国為替レートは様々な要因によって決定するものであるため、仲値を活用した取引をする場合には、仲値が外国為替相場に与える影響が大きい日に絞ることが大切になります。

週末や月末のゴトー日は、実需取引における外貨取引量が多くなるため、仲値が外国為替相場に与える影響が大きくなります。月に数回程度しかチャンスはありませんが、FX初心者の方は機会を絞って取引をすると良いでしょう。

夜間に相場のトレンドを作るニュースが出なかったか確認する

まず起床した後は、夜間に為替相場のトレンドに強く影響を与えるような新しいニュースが出ていないかを確認します。

トレンドが変わるようなニュースが出ていた場合、仲値が外国為替相場に与える影響よりも強い影響を持つため、仲値付近のチャート傾向を活用した取引は有効ではなくなります。

オセアニア市場が会場してからトレンドに変更がないか確認する

また、前日からの外国為替相場のトレンドが続いているかを、ウィリントンやシドニーの市場がオープンになる早朝の時間帯で確認するようにしましょう。

この時にトレンドに大きな変更があった場合、何かしらのニュースや要人発言があった可能性が高いので再度調べてみてください。

9:00~9:30前後でポジションを取り9:45~9:55頃に利益確定する

仲値を活用したFX取引を行う場合には、9:00~9:30前後でポジションを取り、仲値決定前の9:45~9:55頃に決済をして利益確定する取引がおすすめです。

10時を過ぎたらショートで入る機会を探そう

仲値が一般に公示された後には、金融機関も余った外貨を再度インターバンク市場で取引し、円を買い「円高傾向」になる場合が多いので、ショートで入る(売りから入る)機会を探すのもおすすめです。

東京市場の「仲値」周辺取引はFX初心者にもおすすめ

東京市場の仲値を活用した取引は、ゴトー日などの取引機会を絞れば、FX初心者にも分かりやすいので大変おすすめです。

これからFX取引を始めることを考えている方は、是非まずは仲値付近の時間での取引に挑戦してみてください。

FX初心者の方は東京市場の「仲値」から取引を始めよう

東京市場の仲値に関連する取引は、輸入企業と金融機関の実需取引が与える影響が多く、9:55頃を頂点として山形のチャートを作る場合があります。

外国為替相場は様々な要因に基づいて交換レートが決まっていくものであるため、常に仲値を頂点としたチャーができるわけではありませんが、月末のゴトー日など仲値の影響が相場に対して強くなる日に限定するなど、工夫して取引をすることで勝率を上げることができるでしょう。

FX初心者の方は、是非まずは仲値付近での取引を行い、FX取引に慣れていってください。

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