FXとは?FX初心者のためのFXの仕組みと基礎知識を完全解説

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FXチャート

「FXは専門用語が多くて難しい」「レバレッジって危険なんでしょ?」とお考えではないでしょうか?

FXは近年の投資家保護の流れを受け、比較的少額からリスクを減らして始めることのできるサービスになってきています。しかしながら、専門用語が多く、リスクを読み間違えれば大きな損失が出る可能性があることも事実です。

そこで本記事では、FX初心者の方向けに、FXの基本的な仕組みと用語解説、利益を出すために学ぶべきこと、生活スタイルに合わせた投資手法、おすすめFX会社、FXで取り扱う各通貨の特徴についてご紹介していきます。

本記事をご覧になって頂くことで、今よりもFXについて正確に理解して頂くことができるかと思います。FXにご興味を持たれている方は、本記事と一緒にFXの第一歩をスタートしませんか?

FXとは?FXの仕組みを完全解説

FXは「Foreign Exchange」の略称で、世界中の様々な「通貨の売買」を通じて「差益を狙う取引」のことを指します。日本語での正式名称は「外国為替証拠金取引」です。

毎日「今日の外国為替市場では、〇〇の影響から、円が買われ、6ヶ月ぶりに〇〇円台まで円高が続いています。」などのニュースが流れるように、通貨の価値は変動的なものであり、世界中の様々な出来事に影響を受けます。

「米ドル」と「日本円」のように取引する通貨のセットのことを「通貨ペア」と呼び、その交換比率(例:1ドル110円など)のことを「交換レート」と呼びます。

FXでは、この交換レートの動きを予測して取引を行い、利益を生み出していくことになります。例えば「1ドル100円」で購入をし、「1ドル110円」の時に売却をすれば、「10円」の利益が発生するということです。

つまり、交換レートの動きを正確に予測することができれば、FXで利益を出し続けることができることになります。

交換レートの動きを予測するためには、取引する「通貨ペア」が何に影響を受け、いつ変化するのかを理解することが大切です。また、交換レートの変化を線グラフにしたものを「チャート」と呼びますが、チャートから現状の相場を分析できるようになることも重要になります。

ここまでで、FXとはどのような取引なのか、また利益を出すために何を学ぶ必要があるのかについてご理解頂けたかと思います。本記事は、FX初心者の方が、FXを始めるために必要な全ての知識を吸収できるように作成していますので、是非参考にしてください。

まずは、FXの基本的な仕組みについて、より詳しく見ていきましょう。

FXの始め方と取引の流れ

FXの始め方の大きな流れは下記の通りです。

  • FX口座を開設する
  • FX口座に入金する
  • FX取引を行う

FX口座によって取り扱いの通貨ペアやスプレッド(手数料)、最低通貨取引単位、利用可能な機能が異なりますので、自分に合うFX口座を選ぶことが大切です。

国内の主要なFX会社は15社程度ありますが、FX初心者の方は、機能が充実している大手企業のサービスを中心に自分に合うFX会社を比較検討して選ぶことが大切です。FXビギナーにおすすめのFX会社一覧は下記のものになります。

FXを始める6つのメリット

FX取引には次の6つのメリットがあります。

  • 少額でもレバレッジをかけて大きな利益を望める
  • 上昇トレンド・下降トレンド共に利益を出せる
  • 毎日スワップポイントが貯まる
  • 24時間いつでも取引をすることができる
  • インターネット環境があればどこでも取引ができる
  • 外貨の取引コストがとても安い

上記のようにFX取引を通じて積極的に資産を運用することによって、大きな利益を得られる機会を持つことができます。もちろん取引次第では損失が出る場合もありますので、リスクマネーとして利用できる金額におさめておくということも大切です。

FX取引のメリットについて具体的に見ていきましょう。

少額でもレバレッジをかけて大きな利益を望める

FX取引では、通貨の売買を通じて利益を出すことを目指していきますが、手元資金の数倍のお金で取引ができる「レバレッジ」という仕組みを利用することができます。

レバレッジとは

  • 「レバレッジ」とは「梃子(てこ)」を意味する言葉
  • FXにおけるレバレッジとは、手元資金を元手に数倍分の取引ができるようになる取引のこと
  • 例えば、手元資金10万円に対して、レバレッジを25倍かけると、250万円分の取引をすることができる
  • 手元資金が少額であっても、レバレッジをかけることで大きな利益を望める
  • 一方で、損失の額も大きくなるので、レバレッジをかける場合にはリスクマネジメントを学んでおくことが大切

レバレッジはFX取引ならではの仕組みであり、手元の資金が少ない状況であっても、大きな利益を得る機会を得ることができます。

ただし、利益額が大きくなる一方で、損失額も大きくなるリスクもありますので、FX初心者の方がレバレッジをかける場合には、少なくとも「5倍程度」までに収めておくようにすると良いでしょう。

上昇トレンド・下降トレンド共に利益を出せる

FX取引においては、通貨の交換レートの変動を活用して利益を出すことを目指します。

この時、「安く買って高く売る」だけでなく、「高く売って安く買う」手法での取引を行うことができます。

「高く売って安く買う」は「売りから入る」取引のことを指し、「空売り」と呼ばれることもあります。空売りの取引の流れは下記の通りです。

FXの空売りにおいては、株式の「現物主義」とは異なり「差金主義」の取引になります。株式の空売りでは、売りから入ると最初に証券会社から株式を「借りる」ため「貸株料」を支払う必要がありますが、FXでは、売り注文時点でFX会社から通貨を借りるような取引が発生することはないため、純粋にチャートの変動のみで利益が出るかどうかが決まります。

よって、FX取引においては、チャートが上昇トレンド・下降トレンドどちらでも利益を出すことができる取引をすることができます。そのため、大切なことはチャートの動きを精度高く予測できるようになることになります。

毎日スワップポイントが貯まる

スワップポイントとは、取引する通貨間の政策金利の差額のことを言います。

金利が低い通貨を売り、高い通貨を買うことによって、毎日スワップとして金利差の金額を受け取ることができます。しかしながら、逆に金利が高い通貨を売り、低い通貨を買う場合には、ポジションを持っている間はスワップとして毎日金利差を支払う必要がありますので注意が必要です。

24時間いつでも取引をすることができる

FXの取引が行われる外国為替市場は、日本市場だけでなく世界中に市場があります。

早朝はオセアニア市場で始まり、朝から昼間にかけては日本市場、そして夕方の時間帯は欧州の市場が主戦場となり、夜から夜中にかけてアメリカ市場が開かれます。

国内の株式市場では日中のみの取引となるため、仕事をしながらだと取引をするのが難しくなりますが、FXはいつでも好きな時に取引をすることができるため、ビジネスパーソンや主婦の方でも取引を行いやすい金融商品となっています。

インターネット環境があればどこでも取引ができる

FX取引は、インターネット環境に接続されたパソコン、スマートフォンなどから取引をすることができます。

大きな方針を決める際や重要な取引をする際には、情報量の多くなるパソコンからの取引を行うことをお勧めしますが、方針を決めてあとは取引をするだけなどの時は、スマートフォンからの取引でも全く問題ありません。

インターネットに接続されていれば、どこでもFX取引を行うことはできますので、海外旅行をしながらや、クルーズ船で各国を周遊しながらでもFX取引は行うことができます。

時間・場所に囚われずに取引ができるという点は、FX取引の大きな魅力の一つです。

外貨の取引コストがとても安い

FXでは取引をする際に、通貨ペア毎に定められてスプレッド(手数料)がかかります。このスプレッドは、外貨の両替手数料や外貨預金などの手数料と比較して、非常に安い傾向にあります。

例えば、2019年11月25日の三菱UFJ銀行の外国為替相場「ドル/円」を見てみると、TTS(日本→ドル)が109.81円に対して、TTB(ドル→円)が107.81円となっており、1ドルにつき2円もの手数料がかかっていることが分かります。

スプレッドの低いFX取引所である「外為オンライン」では、ドル円のスプレッドは「1銭」となっており、三菱UFJの手数料と比較して実に「200分の1」の手数料となっているのです。このように、FXは非常に安い手数料で外貨取引を行うことができる金融商品なのです。

FXを始める前に認識しておくべきリスク

FXは、1998年開始の比較的新しい金融取引の手法です。そのため、伝統的な株式取引や信託取引などと比較して取引の自由度が高く、個人投資家がより多くの機会を得ることができます。

しかしながら、FX取引には次のようなリスクがあるのも事実です。

  • レバレッジを高く設定すると損失額も大きくなる
  • 許容損失額を必ず設定する
  • スワップ目的の長期保有はリスクが大きい

FX取引は、金融機関や熟練の個人投資家も参加しているゼロサムゲームです。そのため、FX取引のリスクを知らずに無茶な取引を続けていくと、遅かれ早かれ資金が枯渇する状況になる可能性が高いです。

そのため、FX取引を行う場合には、必ずどのようなリスクが存在するのかを理解し、「リスクの回避」と「リスクの限定化」を行い、自分が許容できる以上のリスクを背負うことがないように、リスクマネジメントをするようにしましょう。

レバレッジを高く設定すると損失額も大きくなる

FXのレバレッジは、手元資金が少額であっても大きな利益を期待することのできる仕組みで、「ここぞ」という勝負の時に非常に役に立ちます。

しかしながら、レバレッジの倍率を無闇に高めることについては、大きな損失を被る可能性を高めることでもあります。例えば、手元資金10万円に対して、レバレッジを20倍かけて200万円分の取引をしている時、相場が5%下振れするだけで、強制ロスカットとなり手元資金を全て失うことになってしまいます。

そのため、FX初心者の方は、最初のうちはレバレッジはかけても最大で5倍程度、できれば1~3倍程度の倍率で取引を続け、自分の勝ちパターンを見つけてからレバレッジを活用していくようにした方が良いでしょう。

許容損失額を必ず設定する

FX取引の注文方法については様々な種類がありますが、いずれの場合においても「許容損失額を計算しロスカットの注文を入れておく」ことが大切です。

FXは急激な為替変動が起こる場合があり、ロスカットの注文を入れておかないと、損失額が莫大となってしまい、FX取引を続けることが難しくなるほどのダメージを受けてしまう場合があります。

FX取引で利益を出していくためには、「損失は小さく抑え、利益は大きく狙う」ことが大切になります。そのため、自分が予想したチャートの動きと反対の方に動いてしまった場合には、早めにロスカットを行い、損失額を最小限に抑えることが大切です。

スワップ目的の長期保有はリスクが大きい

FXは、金利の低い日本円などを売りに出し、金利の高い国の通貨を購入することによって「スワップポイント」を毎日もらうことができます。

金利の高い通貨としては「トルコリラ」や「南アフリカランド」が代表的な通貨ではありますが、国内情勢が不安定であったり、経済動向の安定性に欠ける点があり、通貨価値そのものが乱高下する傾向にあります。

金利が高い理由の一つには、「金利が高くないと買ってもらうことができない」という点もあります。そのため、スワップ目的でリスクの高い通貨を長期保有することは、スワップポイントを稼げても、それ以上に為替差損が発生する可能性が高いので、気をつけることが必要です。

例えば、トルコリラは2014年12月5日時点においては「53.65円」をつけていましたが、2019年11月22日時点においては「19.01円」となっており、元々の34%程度となっています。

FXの利用者が増加傾向にある理由

FXは近年利用者数が大きく増加してきており注目を浴びてきています。特に人気のある直近の口座開設数の推移は下記の通りです。

FX会社 2018年 2017年 2016年 2015年 2014年
DMM FX 698,260 637,460 550,428 490,225 421,319
GMOクリック証券 577,691 515,022 466,630 427,276 378,872
外為ドットコム 476,747 448,056 435,897 406,637 386,646

上記の口座開設数の増加を見てみると、FX取引の裾野が広がり、一般の個人投資家にも広く利用されている金融取引になってきていると考えられます。

法改正により投資家保護が発展

FXサービスが開始した1998年においては、法整備などのルールがまだ追いついておらず、元手以上の巨額損失を被ってしまう個人が続出したことにより社会問題とまでなっておりました。

そこで、2009年の「金融商品取引業等に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令」が定められ、主に下記の三点の改革が実行されました。

  • 区分管理方法の信託一本化
  • ロスカット・ルールの整備・遵守の義務付け
  • 保証金規制

上記のように投資家保護のルール整備が実行されたことにより、FXに対する個人投資家の支持が高くなり、それが現在のFX人気に繋がっています。

区分管理方法の信託一本化

区分管理方法の信託一本化とは、FX会社の資産と顧客からの預かり金資産を分け、顧客資産については投資銀行に預けることによって、万が一FX会社が倒産した場合においても、投資家の金融資産に影響をもたらさないようにするための措置になります。

実際にリーマンショック前後に国内のFX会社は倒産が相次ぎましたし、英国大手のFX会社「Alpari」も2015年のスイスフランショックを契機に破産しています。

ロスカット・ルールの整備・遵守の義務付け

ロスカット・ルールとは、為替の急激な変動が発生し大きな損失が発生した際に、元手資金を少しでも残すことができるように、強制決済を行うためのルールとなります。

このロスカットルールがあることによって、従来のように元手も全てなくなり、さらに巨額の損失が残るといった状況が発生することを防げるようになりました。

保証金規制

保証金規制は、簡単に言えばFX取引のレバレッジの倍率に対する規制です。

記事冒頭でもご紹介している通り、レバレッジは上手に活用することで利益を生み出す強力な味方にもなりますが、巨額の損失を生み出してしまう仕組みにもなります。

このレバレッジは従来無制限でしたが、現在は25倍までとなっています。

世界中のニュースから相場を読むのが楽しい

FX取引を始めることによって、経済や政治に対するニュースに敏感となり、世界中の出来事を有機的に繋げ、自分ごとのように捉えることができるようになります。

FXを始めることの一つの副産物がこの点にあり、経済・政治・社会情勢に対する知識に精通していくことは、社会人としての教養を身に付けることにも繋がります。

また、実際にFX取引には一方向に対して大きく為替が動く場合があり、この時は大きな利益を生み出すことのできるチャンスにもなります。例えば、下記の事象は通貨の交換レートに対して一方向の強い影響をもたらしたため、多くのFX投資家に利益をもたらしました。

FXで取り扱う各通貨の特徴

また、FXでは世界中のあらゆる通貨の取引を行うことができます。FXの取引所によって取引可能な通貨ペアは異なりますが、主要な人気の通貨ペアについては、基本的にどの取引所においても利用することができます。

各通貨の特徴を理解し、それぞれの通貨ペアが影響を受けるものを理解することによって、チャートの予測精度が高まり、FXで利益を上げやすくなります。FX初心者の方は、まずは1、2個程度の主要な通貨ペアから取引を初めて、少しずつ各通貨について詳しくなっていきましょう。

まずは少額からFXを初めてみませんか?

FXは他の金融取引と比較すると自由度が高く、個人投資家においても十分に魅力のあるサービスです。

24時間取引可能であり、外貨を非常に低い手数料で売買することができます。また、レバレッジやスワップを活用することによって、より有利に取引を進めることも可能です。

FX取引を始めることによって、普段の何気ないニュースや情報が立体的に自分の中に取り込まれていき、経済や政治に対する知識も高まっていきます。これからFXを始める方は、是非本記事を参考にしてみてください。

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